機械割(機械割率)とは、スロットマシンがプレイヤーに対してどれだけの払い戻しを行うかを示す指標で、期待値としての回収率を表します。パーセンテージ(%)で示され、次の計算式で求められます。
機械割の計算式
機械割(%)=(総払い出し枚数/総投入枚数)×100
例えば、1,000枚投入して1,050枚払い出された場合:
(1050/1000)×100=105.0%
この場合、機械割は105%となり、プレイヤーは理論上プラス収支になります。
機械割の種類
① 設定機械割(メーカー公表値)
これは、各設定(1〜6)ごとにメーカーが公表する理論値の機械割です。
特徴
- 長期的なプレイ(数百万G単位)で収束する数値
- メーカーがシミュレーションして算出した値
- 設定ごとに異なる数値を持つ
- 一般的に設定6が最も高く、設定1が最も低い
② 理論値機械割
メーカーが設計段階で算出した純粋な確率論に基づく機械割です。
特徴
- 完全確率のもとでのシミュレーション結果
- ボーナス確率・小役確率・リール配列などを考慮
- 期待値通りのプレイを続けた場合の理論値
- 数十万G単位でプレイすると、ほぼこの数値に収束する
具体例
- 設定6の機械割が110%と公表されている場合、それは「完全攻略すれば110%」という意味
- ただし、実際には取りこぼし・ミスが発生するため、プレイヤーの技術により実際の機械割は低下する
③ 実測値(実践機械割)
実際のホールでプレイヤーがプレイした際に得られる機械割を指します。
特徴
- 個々のプレイヤーの打ち方や**ヒキ(短期的な偏り)**によって大きく変動
- 技術介入の有無で変動(ビタ押し成功率など)
- ホールの設定配分や環境にも影響される
- 短期間では理論値と大きく異なる
実際のデータのブレ
例えば、設定6の機械割が110%だったとしても、以下のように変動することがある:
- Aさん:3,000G回して機械割120%(ボーナスのヒキが強い)
- Bさん:3,000G回して機械割95%(ハマりが続いた)
- Cさん:50,000G回して機械割109.5%(理論値に収束)
長期的に見ると理論値(110%)に近づくが、短期間ではブレが大きい。
さらに細かい分類
④ 完全攻略時機械割
「技術介入をフル活用した場合の機械割」。ハイスペック機種や技術介入機(ディスクアップ、ひぐらしのなく頃に祭2など)では特に重要。
特徴
- ビタ押し成功率100%など、理論上の最適プレイをした場合の数値
- 実際のプレイヤーの技量により、実践機械割は変化する
例
技術介入成功率 | 実際の機械割(%) |
---|---|
100%(完全攻略) | 103% |
80% | 101% |
50% | 99% |
技術介入機では、「プレイヤーのスキル次第で機械割が変動する」ため、実際にどれくらいの成功率を維持できるかが収支に直結する。
⑤ ホール割(営業割数)
ホールが実際に営業した結果、スロット機種ごとに算出される実際の平均機械割。
特徴
- ホールの設定配分や、客のプレイスタイルによって決まる
- 例えば、設定1ばかり使われていれば、ホール割は97%以下になることも
- 高設定を多く入れれば100%以上になることもある
- ホールが利益を取るため、基本的には理論値より低くなる
機械割の違いをまとめると
機械割の種類 | 概要 | 変動要素 |
---|---|---|
設定機械割 | 設定ごとの理論値 | 設定による |
理論値機械割 | 確率論での理論値 | プレイ回数が多いほど収束 |
実践機械割 | 実際のプレイ結果 | ヒキ・プレイヤー技量 |
完全攻略機械割 | 技術介入成功時の最大値 | 目押し成功率・技術 |
ホール割(営業割数) | 実際のホールでの割数 | 設定配分・客の打ち方 |
- 「設定機械割」は長期的にプレイすれば収束する数値(高設定ほど有利)。
- 「理論値機械割」はメーカーが設計した確率通りの数値(期待値通りに打てば得られる機械割)。
- 「実践機械割」は短期的なブレやプレイヤーの技量によって変動する。
- 「完全攻略機械割」は技術介入の成否で変動(技量が問われる)。
- 「ホール割」は実際のホールでの営業データ(店の設定状況や客のプレイで変化)。
機械割と期待収支の関係
スロットにおいて、機械割と期待収支は密接に関係しています。
機械割の数値を理解し、期待収支を計算することで、「どれくらいの投資で、どれくらいのリターンが見込めるか」を把握できます。
機械割とは?
機械割(機械割率)は、スロットを長期的にプレイしたときの回収率を示します。
例1:機械割100%の場合
- 投入 10,000 枚 → 払い出し 10,000 枚 → ±0枚(収支ゼロ)
例2:機械割110%の場合
- 投入 10,000 枚 → 払い出し 11,000 枚 → +1,000枚(プラス収支)
例3:機械割97%の場合
- 投入 10,000 枚 → 払い出し 9,700 枚 → -300枚(マイナス収支)
機械割100%を超えていれば長期的には勝てるが、100%未満なら理論上は負ける。
期待収支の計算方法
期待収支とは、「特定の機械割のスロットをプレイしたときに、どれくらいの利益(または損失)が見込めるか」を示します。
期待収支の基本式
期待収支=(機械割−100%)×総投入金額
実際の期待収支計算例
ケース1:1日8,000G回す場合(等価交換)
- 1回転あたり 3枚投入(8,000G × 3枚 = 24,000枚投入)
- 交換率 50枚 = 1,000円(等価交換)
- 機械割別の期待収支
機械割 | 期待収支(円) |
---|---|
97% | -14,400円 |
98% | -9,600円 |
100% | 0円(収支±0) |
105% | +36,000円 |
110% | +72,000円 |
機械割100%未満では長期的に負け、105%以上なら安定して勝てる。
ケース2:月20日稼働した場合(スロプロの視点)
- 1日 8,000G × 20日 = 160,000G
- 1回転 3枚投入(160,000G × 3枚 = 480,000枚投入)
機械割 | 月間期待収支(円) |
---|---|
97% | -288,000円 |
98% | -192,000円 |
100% | 0円 |
105% | +720,000円 |
110% | +1,440,000円 |
機械割105%以上の台を打ち続ければ、月50万~100万円クラスの利益も可能。
期待収支を増やすためのポイント
① 高設定を打つ
- 設定6なら機械割110%以上の機種もある。
- 設定1(機械割97%以下)を回避することが最優先。
② 技術介入を活用
- ディスクアップ、ひぐらしのなく頃に祭2など、目押し技術で機械割を上げられる機種を狙う。
- ビタ押し成功率を上げることで、機械割103%以上も可能。
③ 天井・ゾーン狙い
- 期待値プラスのゲーム数だけを回す。
- 期待値が機械割100%以上のゲーム数でのみ稼働すれば、期待収支が安定。
④ 非等価ホールで貯メダルを活用
- 非等価交換(5.6枚交換など)では、現金投資を避ける。
- 貯メダルを活用すれば機械割の低下を抑えられる。
期待収支を計算する上での注意点
① 短期的にはブレる(ヒキ次第で上下する)
- 期待収支は「長期的な理論値」なので、短期間では運(ヒキ)の影響が大きい。
- 例:1日単位では±数万円のブレがあるが、100万G以上回せば機械割通りに収束。
② 機械割100%超えでも「投資資金」が必要
- 例:機械割105%でも、初当たりが重い台では大量の投資が必要になる。
- 軍資金管理をしっかり行い、期待値のある台だけを打つ。
機械割を上げるためのポイント
高設定の台を狙う(設定狙い)
高設定ほど機械割が高い
スロット台には設定1〜6(またはそれ以上)が存在し、設定が高いほど機械割が上がる傾向にあります。
設定6を掴むためのポイント
-
高設定の入るホールをリサーチ
- 過去のデータをチェック(ホールの傾向を見る)
- イベント日・特定機種の扱いを把握
- 設定変更判別を活用(据え置きか変更か)
-
朝一の挙動をチェック
- 設定変更時に挙動が変わる機種を活用(ガックンチェックなど)
-
データを基に設定を見極める
- ボーナス確率やAT初当たり確率を比較
- 設定判別要素(小役確率・特定ボーナス確率)を意識する
技術介入を活用する(完全攻略を目指す)
スロット機の中には、プレイヤーの技術次第で機械割が大幅に変動する機種がある。
技術介入の具体例
-
ビタ押し成功率を上げる
-
技術介入機では、ビタ押しの成功率が高いほど機械割が上がる。
-
例えば、ひぐらしのなく頃に祭2ではビタ押し成功率による機械割変動:
-
目押しを練習して成功率を上げることが収支に直結する。
-
-
リプレイ外しや獲得枚数アップ打法
- ジャグラー系でのボーナス成立後の最速揃え(フルウェイトプレイ)
- 技術介入可能な台を打つことで、機械割を上げる
天井・ゾーン狙い(期待値のあるゲーム数を回す)
スロットには天井やゾーンが設定されている機種が多く、これを活用することで期待値の高い状態でプレイできる。
天井狙い
- 天井に到達すると、ボーナスやATが確定する機種が多い。
- 天井期待値がプラスのゲーム数から打つことで機械割を向上。
天井手前のハマり台を狙うことで、機械割100%以上のプレイが可能。
非等価交換時のメダル持ちを意識する
ホールによっては、交換率が等価(50枚=1000円)でない場合がある(例:5.6枚交換、6枚交換など)。
非等価時の機械割低下の仕組み
- 5.6枚交換だと、1000円で投資した50枚は、換金時に約890円に相当
- 交換ギャップのせいで機械割が低くなる
非等価での対策
- 貯メダルを使う(換金ギャップを回避)
- 現金投資を減らす(持ちメダルで粘る)
非等価ホールでは、貯メダル再プレイを活用し、実質的な機械割低下を防ぐ。
無駄打ちを減らす(投資枚数を抑える)
低設定を打たない
- 設定1は機械割97%以下がほとんど → 長期的に見れば必ず負ける。
- 設定狙い失敗時は、早めに撤退。
AT・ART終了後の即ヤメを徹底
- 引き戻し・高確示唆がなければ即ヤメ
- 無駄に回すと機械割が下がる
立ち回りの徹底(期待値のある台だけを打つ)
「勝てる台・勝てる状況」だけを狙う
- 設定狙い:イベント日や高設定投入機種を徹底リサーチ
- 天井・ゾーン狙い:期待値がプラスのゲーム数だけ打つ
- 技術介入機種を打つ:ディスクアップ・ひぐらし等を攻略
- 交換率に応じた戦略を立てる(非等価ホールでは貯メダルを活用)
まとめ
方法 | 具体例 | 機械割アップの影響 |
---|---|---|
高設定狙い | 設定6を掴む | +5〜10% |
技術介入 | ビタ押し・目押し成功率UP | +1〜3% |
天井・ゾーン狙い | 期待値プラスのゲーム数から打つ | +2〜5% |
貯メダル活用 | 非等価ホールで現金投資を減らす | +2% |
無駄打ちを減らす | 低設定を避ける・即ヤメ | +3% |
これらの戦略を組み合わせることで、機械割を最大限に向上させることが可能。
適切な立ち回りを徹底することで、スロットの勝率を大幅に向上させることができる。
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